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2月第1週のコロナ診断状況

2月第1週(1/31~2/5)の当院のコロナ診断状況をお示しします。

検査総数:90件
・抗原検査 46件(陽性 31件、陽性率 67.4%
・PCR検査 44件(陽性 8件、陽性率 18.2%
・臨床診断 13件

※臨床診断=家族内濃厚接触者で明らかな感染症状を呈したため検査せずに診断したケース

今年に入ってからの新型コロナウイルスの新規診断数の合計は136件になりました。
コロナ内服治療薬(ラゲブリオ)投与例はさらに1名追加となり、計5名に処方しました。全例で症状フォローをさせていただいておりますが、幸いなことに皆さん重症化することなく、軽症のまま速やかに回復されています。

報道にもある通り、抗原検査やPCR検査の資材が少なくなってきました。現在、検査キットの流通制限が起きており、当院もこのままのスピードで消費すれば検査キットがなくなってしまう可能性があります。1月29日より検査せずに臨床診断することが許されたため、家族内感染が明らかなケースにおいては検査をせずに臨床診断するケースを増やしました。その影響もあって、診断件数自体は前週よりも少し減少しています。

当院は新型コロナ対策において行政より以下の認定を受けています。
● 診療・検査医療機関
● 健康観察等支援事業の協力医療機関
● ラゲブリオに係る登録済医療機関

東京都の感染者数は1日2万人を超える日が続いています。おそらく1-2週程度でピークを迎えると思われますが、オミクロンの新規変異株等もあり、まだ予断を許さない状況が続きそうです。
また、個人的に描いているすごく嫌なストーリーは、この流れでRSウイルスが流行することです。実は昨年同様、現在も九州地域で地味に感染者数が増えています。昨年のような大流行がコロナ第7波とともに起きたら、乳幼児を中心とした保育園世代の生活が今以上に大混乱に陥ります。

コロナを診断したり、保健所に届け出ることだけが我々の仕事ではなく、子どもたちの生活をいかに守るかを考え、行動することが小児科医の仕事だと思っています。
今のコロナまみれの診療にもだいぶ慣れてきたので、次のステップに進んでいこうと思います。

院長 山岡正慶

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